本流を知ること

from:増田拓也

@Physio Lab.

 

先日、2月17日に数年ぶりにPT3研究会の滋賀支部研修会をしました。

滋賀は宮崎と真逆で、女性率がめちゃくちゃ高いです。

宮崎は、ヤローばかりの会で女性は数名というのが定番です。

なので、滋賀ではとても大人しい感じの研修会となりました。

しかし、どっちの支部の人にも根底にあるマインドが垣間見えました。

それは、、、

 

本質の理解です。

 

どちらの支部の研修会に参加される人たちはみんな、本質の重要性を理解していると、

講義をしていてわかります。

 

しかし、多くの理学療法士や作業療法士はその本質(本流)部分をすっ飛ばして技術や知識のみに終始します。

それはとても危険です。

何故だかわかりますか?

 

理学療法士の本流は、Physical Medicine(物理医学)です。

「物理医学とは、熱、水、電気、音、機械的力、マッサージ、運動など物理的手段の疾病に対する診断と治療である。」

と定義されています。

理学療法はこの診断の部分を除いた、治療の部分です。

診断は物理医学専門医(physiatrist)が処方するが、本邦では物理医学専門医がほとんど存在しない。

なので、的確な処方がなされず理学療法を実践しなければならないため、多くの理学療法士は何をすべきか分からなくなってしまっていると思う。

 

この本流部分があるのとないのでは、大きな差に繋がります。

それがないと結局、研修会に行くことにだけ満足するといったことになっていると思います。

 

PT3研究会では初めの部分では、昔よくこの本流について話をしていました。

最近では、この部分はとても難しいので飛ばしていました。

しかし、やはり本流の重要性が理解できているのと出来ていないのでは、後々とてもその理学療法士の成長を左右することに気づきました。

ですので、やはりこの部分は飛ばすことの出来ない本質であると、再認識しました。

 

すぐに結果のでる技術や簡単に結果の出せると謳った研修会に行っても結局使えないといったことをよく聞きます。

これは理学療法のみに留まらず、ビジネスにおいても多くあります。

ちょうど個人事業を始めて1年が過ぎましたが、簡単に儲かるといった話はよく聞きます。

私は楽して何とかするといった手の話には全く興味がないので、引っ掛かりませんが事業をしているとこの手の話はよくあります。

 

これも同じです。

今は技術の結果を対価として、お金をもらいます。

その技術のスキルが低いと、すぐにクライアントは離れます。

地道に努力しスキルを磨くことは、最低限度の治療者としての姿勢だと思います。

 

話しは逸れましたが、その本流を知って土台を作ることが臨床で働く理学療法士の先ずはじめにすべき事です。

 

PS 滋賀の会場は周り、、、田んぼのみ、、、

 

―増田 拓也

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