欲求を満たせているか?

from:増田拓也

@Physio Lab.

 

あなたは、自分自身の欲求または相手の欲求を満たせているか?

欲求には階層性がある。

もっとも最下層の欲求が生存欲求。

物質的・生理的欲求にあたる。

 

次に関係欲求。

家族、友人、恋人などの人間関係に関する欲求。

 

最上位に成長欲求がある。

自分の能力アップや苦手の克服。

創造的、生産的でありたいという欲求。

 

昨日、一本の電話があった。

「理学療法士で開業して、いい先生がいると聞いて電話しました。」

50代くらいの女性からだった。有難いことである。

「以前に、腰が痛くて腰部脊柱管狭窄症の手術をして、日常生活は困らないのですが、、、」

さらに「今も病院のリハビリには行っているのですが、もっと良くなりたいという欲が出てきまして、、、」

とのことだった。

 

人間は、今の悩みが解決されるとさらに高みを目指したくなるものだ。

成長が無くなった時が、死とか誰かが言っていたがまさにそう思う。

 

私も以前の医院で働いていた時は、2年間本当に死んでいたと思う。

思考が停止し、成長を辞めていた。

いろんな理由はあるが、全てただの言い訳でしかない。

 

Physio Lab.は研修施設でもあるため、多くの理学療法士が訪れる。

そこで、一番聞かれるのは、、、

「周りが治せないのに、先輩やからいろいろ言うてくる。」

「根拠とか言うてるくせに、患者をよくできてない。」

など。

一見、人間関係の問題のように感じるので中間層の関係欲求のように感じるが、実は違う。

これは、その人の成長欲求である。

 

人は馬鹿の近くにいると馬鹿がうつる。

これは本当だ。

 

低い次元で仲良しこよしは自分の成長の妨げである。

周りが治せていないと感じるなら、その職場を去るか周りと関わらないことが賢明だろう。

私も新人の時にクソ生意気な奴だったので、バカな先輩とは口をきかなかった。

時間とモチベーションの無駄遣いだからだ。

 

人間が人間である本質的な部分はやはり成長しようとする想いだと私は考える。

理学療法士であれば、もっと患者を良くしたいという想いが根底にあれば技術は必ず伸びる。

しかし、中途半端な気持ちではダメだ。

 

昨日電話をくれた方ももっと良くなりたいという想いは人間の欲求、成長の欲求であると思う。

 

もしこれを読んでいる理学療法士が何かを感じたならすぐに行動すべきだ。

時間は長いようで短い。出来ることをどんどん増やしていかなければ時間なんてあっという間に無くなってしまう。

自分の欲求を満たせるのも、満たさないのもあなたの行動一つである。

 

PS Physio Lab.にはハイパーモチベーションの理学療法士が多く集まる。

あなたもその仲間に入ってみませんか?

 

―増田 拓也

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