患者さんの思っていること
from:増田拓也
@Physio Lab.
「病院行ってるとき、リハビリで運動とか指導してくれますけど、あれなら家で出来ます。」
「病院行く必要ないから辞めました。」
「集会所で企業から運動指導の人が来られて教えてくれる方がよっぽどいいですね。」
などなど、、、。
当ラボに来られているお客さん(病院に通っていた時は患者さんですね。)に対して
「何故、病院のリハビリに行かなくなったか?何がダメだったか?」を訊ねて返ってきた答えです。
かなり、病院の所謂リハビリ(主に理学療法士に対して)思っている不満です。
「おいおい、大丈夫か?病院勤務の理学療法士」と正直思いました。
私が、勤務していた職場では自分が上の立場になってからはこんなクレームは一切ありませんでした。
なぜなら、技術の大切さ、患者を良くするというマインドを徹底して植え付けるからです。
病院にリハビリを求めてくる患者さんはいません。(もしいると言う理学療法士がいるなら、その患者さんは効果の出る治療を受けたことがないのでとても残念ですし、被害者です。)
患者さんは治療を求めてきます。
理学療法も本来は治療技術です。ご存知の通り、理学療法はPhysical Therapyといいます。Physicalの語源はPhysicaで“物理”という意味があります。
すなわち物理的な手段を用いて治療する専門家ということです。
運動療法も物理療法もベースは物理です。それをもちいて薬剤や手術を用いないのがTherapy(療法)となります。
上記のように単なる運動のお兄さん、お姉さんではいけません。
そんな誰でもできるようなものは専門家とはいえません。
昔のブログにも書きましたが、日本では「腰痛体操」なるものが存在します。
Williamsの[Managing Low Back Pain]がもとになっていますが、そこにも腰痛が治ったらこの運動をしましょうと記載されています。
痛みのある時は、安静であると記載されています。
そのことから、運動は予防であって痛みの治療ではないということが言えます。
実際、腰痛があり運動を行って悪化して来られている方もいます。
そんな原則論自体吹っ飛ばして、右にならえの治療しかできない理学療法士に患者さんはとても怒っています。
一人でも病院でそんな患者さんをつくらず、あなたが一番の先生にならなければなりません。
技術の研鑽はイコール患者さんの為です。
PS Physio Lab.でも研修会を多く行っています。本気で患者さんを良くしたい方はメール、LINE@でご連絡ください。
もう臨床でしょうもないことに悩まなくても大丈夫です。
―増田 拓也