【事例報告】大坪編

from:増田拓也

@Physio Lab.

 

一昨日、10月で東京に行ってしまうといった大坪についての話です。

彼女は先日、湘南にとあるイベントとダイビングをしに行きました。

 

その時に、15㎏ほどのボンベを担いで潜ったそうですが、以降背骨~頭にかけて痛みを訴えていました。

バイトにくる人達にも診てもらっていましたが、再発していました。

 

もう東京に行くという事で、久しぶりに彼女の治療を行いました。

触って動かしてみると胸椎の5/6椎間関節の動きが止まっていました。

また、第1肋椎関節の動きもなく、斜角筋にスパズムが出来ていました。

 

さらに発症時は腰痛から背中の痛み、頸部痛と徐々に上に上がっていたので原因を特定し、治療しました。

5分程度で完全に症状は消失し、今二階でお客さんに対してフェイシャルのエステを行っています。

 

症状の出ている部分の治療もですが、発症時の経過なども聴取して細部まで治療することで再発はなくなります。

 

以前の職場で働いていた時、彼女は背中の痛みを訴え、当時付き合っていた彼氏も理学療法士であったため、治療をしてもらったそうです。

 

ところが、、、

 

背中の痛みは悪化。腰痛まで引き起こされていました。

当時の彼氏は「アライメントを正常にもどす。」

とか言っていたそうです。

 

どうやってその人の正常なアライメントなんてわかるん?と疑問でしかなかったのですが、、、。

 

その後、治療を依頼されましたので、施術しました。

背中と頸部の痛みは無くなり、二次的な腰痛も無くなりました。

 

以降、今夏のダイビング障害まで痛みを訴えることはほとんどなかったのです。

 

病院でもよく新人の症例発表をしているところがあります。

私が2年目にいてた病院でもしていました。

あれ、何のためにしているんですかね?

不思議です。

 

まず適応があり、同じような治療技術、理論背景であれば議論する価値はあります。

しかし、考えが違う背景で考えても答えは全く違う方向へ行きます。

新人にさせるなら尚更です。新人に症例発表を積極的にさせている病院に限って、上司はしない。

あれも不思議です。

 

委員会や会議といった事に逃げて、やらない年数だけが経った、いわゆる免許持ち理学療法士。

そら、新人なんて一生育ちません。

 

こんなことも今来て下さる、クライアントの方々が教えてくれています。

 

私も病院で12年働いていましたので、理学療法士がそう言われるのは残念でなりません。

そんな風にならないように、患者さんに信頼される理学療法士になれるように

日々精進してください。

 

PS 主任クラスの理学療法士の方は新人指導する前にまずは自分がやってください。「俺、やってるよ」とか平気で言えてる間は、やってませんよ。

 

―増田 拓也

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