嵐のあとに、、、
from:増田拓也
@Physio Lab.
嵐は過ぎ去りました。
野村、興松が宮崎に帰ってくれました。
(と言っても、来週宮崎で基礎コースなんで、また会いますが、、、)
少し早めの忘年会もいい感じで無事に終わり、PT3研究会の今年の日程はほぼ終わりとなります。
昨日は座談会や質問会、ビンゴなどもありほとんど人が当たりがあったと思います。
中には、何も当たらなかった人もいますが、、、
質問会は時間があまりありませんでした。
昨日の約束通り、残りの質問にブログで答えていきたいと思います。
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Q1.開胸術後の背部痛に対する治療。慢性痛に移行させない為には何をすればよいか?
A.これは開胸術により肋骨の関節の機能障害が発生します。肋骨に関する関節の治療が必要となります。
Q2.病院で働いていると周りのPTと話が合わず、根拠の話が通じずに困っています。
A.根拠=EBMといった間違った発想が根底にあるので、結果で示せていない人とは話は合いません。
2002年の医学会新聞でいい記事がありますので、シェアしたいと思いますので、この質問された方はご連絡を。
Q3.勉強の仕方は普段どのようにされていますか?
A.患者・クライアントから得られた結果を基礎医学的に解釈するといった勉強方法です。
これは、新人指導でも同じようにしていました。
臨床は実験と同じです。仮説→検証→考察 この繰り返しです。
問題点を考え、治療して検証する。効果があったかなかったを医学的に考察するということです。
Q4.クリニック・病院など組織の一員としてやらないといけないことと理学療法士としてやらないといけないことに差があります。
前者を求められることが多い印象があります。どのような気持ちでのぞめばいいでしょう?
A.組織の一員といての仕事はその組織の中で求めれることに尽力するだけです。理学療法士としては患者を治すことだけが仕事です。
workとjobの違いであると私は考えています。
Q5.PTの本質は何だと思われますか?
A.本質は治療者ですので、治すことです。それ以外ありません。
Q6.育てるべき人材、育つべき人材とは?
A.育てるべき人材も育つべき人材も同じだと思います。悩み頑張っているけど結果の出ない人は、なんとか結果の出すようにしてあげたいと思います。
Q.7今後の理学療法士の展望についてどう思われますか?
A.病院の中ではより機能分化を図られ、やることや診る患者が限定的になると思います。
さらに、外来は13単位がもうぼちぼち無くなると思いますので、自費移行になるのではないかと。
元気なかたなら介護保険に移行しても要支援であればデイケアでリハを受けれなくなっています。
医療費の抑制を国は何とかしようと思っているはずです。医師、看護師はやはり政治的にも強いですが、
弱者である理学療法士はあっさり、点数を下げられていきますよね。
PS まだまだ質問はありますが、本日はここまで。
―増田 拓也