↓これ↓下肢の痺れに対する間違い
from:増田拓也
@Physio Lab.
イレギュラーの原因部位は必ず存在します。
それを囚われた固定概念だけでは、治療効果は半減、、、
いや全くないといっても過言ではありません。
昨日の来られていた、クライアントさん。
約3週間前から左下腿の痺れがずっと出ている方です。
一週間前からわざわざ大阪市内からこんな僻地の東大阪の端っこに来てくれています。
経過的は10年以上前から腰痛などがあり、症状の増悪は出ず、落ち着いていたそうです。
3週間前に突然、臀部から下肢に痛みと痺れが出現しました。
病院勤務している理学療法士から紹介され、Physio Lab.に来られました。
病院でつけられている診断名はよくある【腰部脊柱管狭窄症】です。
しかし、間欠性跛行はありません。
動いている方が痛みは感じにくいとか、、、
来られて初めにいろいろな運動機能検査を行います。
そして、運動学的に治療部位の判定をし開始します。
昨日までに2回ほど来られたのですが、症状の変化はイマイチでした、、、。
「俺も下手なってもたかな?」と少し凹みかけていたのですが、
何となくおっしゃった一言で治療対象を変えました。
「3週間前に嫁が事故で飛ばされて、久々に走りまくって、、、」
「何?」ということは、、、
Physio Lab.の研修に来られている方ならすぐに分かると思いますが、
原因部位はおそらく違っていました。
そして、想定していた原因部位を治療すると、、、
「あれ?脚の痺れありませんで?全くない。何で?」
クライアントさんは驚いておられました。
(やっぱりな!!)
自分自身も固定観念にとらわれていました。
ダメですね。
イレギュラーの原因を持つ方は必ず数%おられます。
どんな方にも対応できるアイデアと技術、小さな反応を見落とさない眼が重要だと思います。
新たな発見は、自分自身を大きく成長させてくれます。
成長をさせてくれるのが、クライアントさんであったり、病院では患者さんです。
治せる技術をより高めるためには最低1万時間の研鑽と臨床での細やかな部分への気づきが重要です。
God is in the details(神は細部に宿る)
私の好きな言葉ですが、まさにその通りだと思います。
小さな変化や小さな部分の治療の積み重ねが、大きな結果に結びつきます。
これは、治療においてだけの話ではありません。
どんなことでも同じように言えます。
決して小さいことをほったらかしにすることなかれ!
PS ついにきました源泉徴収書類。今までは病院からもらうだけでしたが、、、
今年からは作成側です、、、。
はじめてのことは緊張感がありますね。
―増田 拓也