やっぱり患者さんは間違ない!
from:増田拓也
@Physio Lab.
【理学療法士必見】
※患者さんはこう思っています。
先日、来られた方の話。
8か月前に脳梗塞になり、病院に自力で行き、その後症状増悪した人です。
その病院では幸いにも宮崎にしれっと帰ったY田君が担当していました。
その方の病院での話をしてくれました。
とても「なるほど、患者さんはそう思っているんやな」とわかる内容です。
それは、、、
「私はY田先生が初めからで、治る感覚もわかったし良かった。
転院先のおばあさんが、○○先生上手やろって言ってきた。
何のことかなと思ったら、マッサージの上手い下手みたい。」
「私は、やってもらっても悪くしかならへんかったし、Y田先生に良くしてもらってたから、理学療法士の仕事はわかった。
でも多くの患者さんはマッサージの人って思ってる感じ。」
やっぱりそう思ってますよね!
マッサージが上手=いい先生
マッサージが下手=アカン先生
PT=マッサージの人
なるほど、やっぱりそう思ってますね。
そりゃそうやな!治してない人が圧倒的に多すぎるからです。
これは笑い話ではありませんよ!
とても重要なことを教えてくれています。
いくら患者さんを治そうとする気持ちがあっても治せる技術がなければ意味がありません。
人間には元に戻ろうとする機能がもともと備わっていますが、備わっていてもどうしようもない状態の時は適切な治療技術が必須です。
それでマッサージ(笑)
もはや死んでます。
マッサージの適応は?効果は?
ご存知ですか?勝手に誰かが作ったものではなく、本来の適応と効果です。
マッサージはあくまでも理学療法の一部でしかありません。
昔、恩師から言われた言葉があります。
「揉むのはいつでもできる。治せ」
その通りです。
揉んで良くなっているのなら、ほとんどのリハビリテーション科に通っている患者はよくなっています。
良くなっていない為に、厚生労働省も回復期の点数を下げたんですよね。
理学療法士、作業療法士の方は今置かれている状況を真剣に考えなければなりません。
保険下だろうが、保険外だろうが患者さんやクライアントさんに効果をもたらすことが出来なければ、
治療者としての今後はないです。
自己研鑽し、自身のスキルを上げることは最重要項目です。
PS 本日から宮崎支部の研修会です。Y田君の成長を観察してきます。
―増田 拓也