85%ばかりに目を向けないで！

from：増田拓也

＠Physio Lab.

 

多くの整骨院、整体院が腰痛はほとんど治るとして、

厚生労働省の発表している腰痛全体の85％は非特異性腰痛を取り上げ、

腰痛は治るという、安易な考えを持っている方が多くいます。

残念ながら整形外科の医師でさえ、腰痛を安易に考える方もおられます。

だって85％も非特異性腰痛で、命に別条がないとされていますから、、、

それは、病院でいろいろ調べる検査器機や血液データを採るからわかるわけです。

私たちのように視診や打診、触診、聴診などの理学的所見だけでクライアントの状態を診るのにはかなり、注意を要しておかなければなりません。

 

私は急性期～慢性期の患者さんを12年間臨床で診てきました。

そこで多くの優れた医師に患者さんの診方も教わりました。

脊椎の名医の先生は、理学的所見と神経学的所見、補助的に画像をとって合致したら手術ということが当たり前であると言われました。

当たり前の事なんですが、多くの医師は画像だけで手術に踏み切ることが多くあります。

 

話しは戻りますが、85％の非特異性腰痛。

85％の非特異性腰痛が圧倒的に多いので、良くなる割合は圧倒的に多いのは分かります。

日本人のおよそ10％が腰痛でその内85％が原因がわからない非特異的腰痛です。

非特異的腰痛は概算でも1020万人日本におられます。この多くが機能障害とされていますので、ほとんど治るということになります。

 

しかし、、、

 

その他の15％にとても重篤な特異的腰痛が隠れています。

それを見分けるのに、あなたは正確な理学的所見をとれますか？

自分の技術の適応でなければ、患者さんを診てはいけません。

何故なら、その人に不利益をもたらすからです。

最悪、命を落とす腰痛もあります。

その15％にも目を常に向けておかなければなりません。

 

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PS　少数にこそ、重要なことが隠れていることは多くあります。

 

ー増田　拓也