技術研修会

こんにちは、増田です。

私をいつも講師として誘ってくださる、PT3研究会の支部の活動についてお話します。

支部は宮崎と滋賀に拠点があり、その周辺地域の方が研修会の際に集まってこられます。私が講師でお邪魔する研修会は、内容もなんですが技術が細かくなかなか受け入れられにくいというのがあります。

しかし、理学療法士・作業療法士は専門知識を持った医療のスペシャリストでありますので、今日習ったからといって明日できるような技術では素人との差は無いといえますよね。

私たちの専門は『運動学』です。運動学には【Kinetics】と【Kinematics】があります。Kineticsは主に重力、加速度、床反力、筋の力のベクトル、強さなど人体の力を携わる学問になります。Kinematicsは人体の動きの変位を司ります。ある関節が筋によって動かされたらどういった方向へ動くのか、骨体と骨体の移動した角度の変化、その際に動いた関節内の動きなどを研究する学問です。これらを人体に対して適切な刺激量でコントロール出来なければ、患者さんに良い反応は現れません。

こんな内容の話を臨床の治療に応用しようと努力している集団がPT3研究会です。なので、なかなか一般受けしません。来られる受講者の方はかなりコアなファン（笑）ばかりが集っています。

しかし、この専門性は私たちにしか出来ない紛れもない真実です。

細かいところに正解が隠れていたりします。[God is in the details：神は細部に宿る]

是非、研修会に足を運んでみて下さい。治療者集団で仲間を見つけてください。