病院時代の話~チーム医療~
病院で臨床をしていた理学療法士時代、病棟との連携も大切な業務の一環でした。
しかし、チーム医療というのは聞こえはいいですが、なかなかできないのが現状です。
まず、第一に医師が理学療法・作業療法の知識が無いということにあります。チーム医療の中の指揮官である医師が俗にいわれるリハビリに興味がありません。(全員ではないでしょうが、大方そうだと思います。)
第二に病棟管理のスペシャリストの看護師さんが“揉んで歩かす人”が理学療法士で、“道具使って遊んでる人”が作業療法士くらいの感覚であるからです。(中には非常に興味をもって対応される方もおられましたが・・・)
チーム医療は不可侵であることが最重要です。
不可侵とはおかすことのできないことという意味があります。医師、看護師、理学療法士、作業療法士といった各スペシャリストはその専門領域に口をはさむべきでは無いということです。
そこには信頼が必要です。また、相手を知ることが必要です。
成りたての医療職に多いと思われますが、自分は勉強しているから賢いという勘違いをする人が多いです。
常に謙虚であることが必要です。特に患者さんにはそうであってほしいですね。
もしこれを読まれている方の中で、他部署との連携がうまくできていないなと感じる方は、相手を知るために「教えてください」といって頭を下げてみましょう。私も若い時出来ていなかった一人です。変なプライドは自分の成長を邪魔します。
年齢や職種関係なく相手にとってそんな気持ちで接していれば必ず変わります。
自分で視野を狭めず、広げて吸収するほうが後で役立つことが多いですよ!
常に馬鹿であれ!それが気持ちを楽にしてくれますし、相手も助けてくれます。