患者さんから教えられたこと

いつもご覧頂きありがとうございます。
東大阪唯一の【腰痛】【肩痛】【膝痛】痛みの根本改善施設 Physio Lab.所長の増田です。

最近は少しづつですが、顧客様が口コミで増え始め、膝痛、腰痛の方々の多くが様々なところへ行かれても全く治っていない現状に驚いています。それに伴い、この日記を書く時間が削られてきていますが、半分趣味のこの日記は楽しみにして頂いている方もおられるとの声を頂きましたので書き続けていきますので、是非ご覧続けてください。

本日の投稿は

患者さんから教えられたこと

です。

患者さんから教えられたことは山のようにあります。

病気の症状、なぜ一致しないような痛みや不明な腰痛、膝痛などの医学的な知識から人生の考え方、哲学など様々あります。

自分自身一人の力では何ともできない患者さんは病院で働いているときに多く存在しました。

その中でも今の私の起業を後押ししてくれた患者さんの話をしたいと思います。

その患者さんは多発性骨髄腫という病気で、50代の男性の方でした。美容室を数店舗経営されている社長さんでゴルフの最中に胸椎の圧迫骨折で入院され検査の結果、多発性骨髄腫と診断されました。

私が担当になったのは抗がん剤が投与されてから約3ヶ月ころで、ベッドから全く起きれず動けない状態でした。

初めての治療後に歩行可能となり、本人は“魔法や”と驚かれたいました。それから亡くなられるまでの7年間、私が職場を変わっても、外来で理学療法を受けに来られていました。ありがたい話です。

亡くなる直前は脊椎24椎(頸椎7、胸椎12、腰痛5)すべて病的骨折をされている状態でしたが、最期まで歩行は出来ていました。医師は驚いていましたが…。

その方に言われた言葉が今の私の決断の要因になっています。

「この技術で助かる患者さんはたくさんいるから、先生自分でやったらええねん。」

でした。当時の私は理学療法士という資格の枠組みの中で物事を考えていました。

確かに病院で働いていると医師の指示のもとという法律の制限がつきます。これは安心して理学療法を行えますが、機能障害による腰痛や膝痛などを見逃す恐れもあります。

 

これをお読みになられている特に若い理学療法士の方々がいましたら、臨床に一生懸命になってください。患者さんがいろいろなことを教えてくれます。

もちろん教科書は大事ですが、目の前の患者さんが少しでも長くその機能を維持し、その人の為に最善を尽くすことを忘れないでください。

その先にはきっと何ものにも代えがたい経験が得れます。これは臨床で真剣に向き合った結果だと思います。

私は馬鹿ですので、目の前の患者さんに純粋に向き合えたと思います。賢くある必要はありません。

日々、患者さんからたくさんのことを学んでください。

 

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