3年後の自分から、今の自分を見る
from:増田拓也
@Physio Lab.
昨日は久しぶりに人とあった。
一人は荒木。荒木は理学療法士の専門学校時代からの友人でいつもお世話になっている。
もう一人は、10年ぶりにあった理学療法士の大重さん。
大重さんは同じ年だが、年数は上で、同じように理学療法士として3年程前に起業された方だ。
荒木に会うのも久しぶりだが、大重さんに会うのはもっと久しぶり。
自然と話題は起業の話に。
ブログでもほとんど起業に関しての記事は書いてこなかった。
何故なら、起業していない理学療法士、作業療法士の読者がほとんどできっと興味はないと思ったからだ。
当ラボに通ってくださる、クライアント様もご覧になって頂いているので、より一層書いても意味がないと思った。
昨日、大重さんに会ってみてやはり、同じ治療院経営者として悩みや困っていることはほとんど同じであった。
大重さんは初年度が売り上げがもっとも多く、それに甘んじてリピート、口コミだけでされていて今は自分でもこれではヤバいと思っているとのことだった。
まさにタイトル通り、三年後の自分をみているようだった。
私も、今大重さんが思っていることを起業した3ヶ月のころに感じた。
幸い、口コミや後輩たちが宣伝してくれたおかげで、安定的に毎月やっていけている。
しかし、その安定がもっとも曲者である。
僕はいつも臨床にいるときにも感じていたことがある。
それは、、、
安定こそ、不安定
ということだ。
どういう事かというと、安定しているという事はその現状に満足し、自分自身の成長を妨げるからだ。
もちろん、人は安定した生活、人生を送りたいと思うのは当然であろう。
しかし、その安定と思われている現状は本当に安定なのか?
突然、会社や病院が潰れたり、買収されたりすることだってある。
いきなり路頭迷うことだってあるだろう。
これを読んでくれている理学療法士、作業療法士のあなた、、、
そうしたときの事を一瞬でも考えたことはあるだろうか?
そのときにもっとも困らない方法は一つしかない。
何か、他者より抜き出ている技術、スキルを身につけることだ。
私はいわゆるリハ業界に12年間いたので、よくわかるが
本当に患者さんを良くしたいという想いでなった人間は一つまみくらいだろう。
多くは「国家資格をとって、手に職をつけたい」「資格があるか安定しい」などなど
いま、公務員になりたい若者が多いのも同様だろう。
この手に職をつけたい、安定したいということがもっとも危険だ。
正直いって、様々な病院で後進育成をしてきたが、国家資格取りたての新人が即戦力で使える状態のものなんて一人もいなかった。
患者を治すには途方もない技術の研鑽の時間と、膨大な知識の蓄積が必要だからだ。
同じ治療院業界に理学療法士で起業する人が増えているが、、、
安易な理由でやるのはやめたほうがいい。
事業主は外から見ると一見、自由に働いているように見えるがやることは山ほどある。
病院で管理職も経験していたからわかるが、病院のリハ科の管理業務の3倍はやることが多い。
経理、広報、企画、運営、雇用、、、あげればキリがないほどやることがある。
今現在、病院で働いている理学療法士、作業療法士がこれを読んでいるなら、本気で考えてほしい。
3年後のあなたが今の自分より成長できているか?
PS これを読んでいるあなたへ、スキルに自信がないなら一度連絡をしてほしい。臨床でも起業しても困らないスキルを身につける方法を教える。
ー増田 拓也