明確な目標の力

from:増田拓也

@Physio Lab.

 

昨日は、大手前病院時代の実習に来られていた方とお会いした。

彼は、私よりも8歳年上で、現在は経営者だ。

早々と、訪問事業所が少ない時から始められ成功されている。

 

そんな彼から連絡を頂いたのは、先月のことだった。

何の要件かもわからず、とりあえず私に会いたいととのことだった。

 

お会いするのはもう数年ぶり。

ドイツの外車で現れ、おおーさすが社長(笑)といった感じだ。

 

結局、何の要件かもわからず、割烹料理やに連れて行ってもらった。

そこで何の目的で私に会いに来たのかわかった。

 

彼は、事業開始は日々、ひたすらに業績を上げることを目的にされていた。

理学療法士の養成校に行かれる前ももともと会社の社長だったので、経営者向きなのだろう。

 

そんな彼がここ数年、やはり原点の根幹部分である治療をもっと力を入れるべきなのでは?と思い始められたそうだ。

そのときに頭に浮かんだのが私だそうだ(ありがたいことに。)

 

自身の施設の理学療法士や看護師に対して、研修会を行い従業員のスキルアップをすることを図りたいとのこと。

それを私にお願いしてきてくれた。

 

治療技術者を育てるのはそんなに難しい事ではない。

その根幹部分に患者をよくしたいという信念があればだが。

 

彼の話では、みんな気持ちは強く、治せないことに悩んでいるそうだ。

それであれば問題ないとのことで、

 

新しい私のミッションが増えた。

 

彼の施設の理学療法士たちを地域一番の治療者にすることだ。

これはすでに効果実証済み。

 

近藤がその例である。

彼は私のもとで3年間共にいたが、入職一年も満たない状況で利用者は近藤待ちの状況だそうだ。

他の理学療法士や作業療法士との大きな違いは治療効果ももちろんだが、

的確な測定と検査だ。

 

びっくりしたのだが、それすらしない理学療法士らが多いと聞く。

どのように効果を判定しているのか?不思議だ。

 

社長の彼も、訪問現場での理学療法士と作業療法士は平均してレベルが低いことに悩んでいた。

 

地域での利用者にいい治療をうけてもらいたいという彼の想いに私が出来ることをやろうと思う。

彼の信念を聞いている時間はとても有意義な時間であった。

 

PS ほとんどの悩みは腰痛や膝痛などの痛みで困っている利用者の治療だそうだ。ゆういぎな

どこに行っても痛みのもつ患者は多いとやはり思う。

 

―増田 拓也

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