勉強効率法3つの習慣
from:増田拓也
@Physio Lab.
本日は、研修会に参加している理学療法士の人達から良くされる質問。
それは、【勉強の方法】についてです。
勉強の方法はいくらでもあります。
その人に合った方法はあります。
その中でも、私が臨床で12年間ずっとやっていた方法をご紹介します。
それは、、、
第1のポイントは、職場には必ず早く着くことです。(最低でも40分前には)
大阪市内の病院に行っているときは約2時間前には行っていました。
それ以外の奈良の病院、港区の診療所、八尾の病院の病院時でもどんなに遅くても1時間前には行っていました。
はやく行くことが何が勉強と関係あるかと思われるかも知れません。
しかし、はやく行くことで“何をするのか”ということです。
寝ぼけた状態で患者さんのところに行っても、いい治療効果を上げれません。
まず早く病院に行き、担当患者の全カルテをチェックします。(電子カルテなら楽です。紙カルテなら病棟にいって看護師さんに夜の状態を聞きます)
それから始めます。
それがまず、勉強の糧となります。
患者さんのわからないことが必ず出てきます。それを見つけるにはその日の朝のうちに出して、メモに残します。
分からないことを後回しにすることは一番してはいけません。
第2のポイントは、必ず基礎医学的に考えるという事です。
質問の内容を聞いていると、、、
「○○先生が言っているから、、、」
「○○の研修会ではこう言っていました」
と、言われる人が多くいます。
これも間違いです。
何故なら、その研修会の先生は、目の前のあなたの患者さんを診てはいないからです。
勉強は勉強の為にしてはいけません。
全て、患者さんに還元できる勉強方法でなければ意味がありません。
そのコンセンサスを得るためには、基礎医学的に物事を考える習慣を持つことです。
基礎医学は医療人の共通言語みたいなものです。
医師、看護師などの他職種と話すときに理学療法士用語では誰もわかりませんし、異質に感じられます。
論文も価値の高い論文を選ぶことが重要です。
第3のポイントは、習った技術をすぐ使えると思うな!です。
技術とは、物事を巧みに(能率的に)行うわざ。とあります。
そうです。“技”なのです。
すぐに使えるものは技とは言い難いものですよね。
もし、これを読んでいるあなたが理学療法士なら「すぐに使える技術」に飛びつきたくなるでしょう。
しかしそんな技術は完全に患者を治せるものではありません。
いわゆるマヤカシみたいなものです。
技術は磨いて初めて光ります。
毎日、何気なく使っていても伸びません。
目的をもって、明確にやることを理解することがもっとも重要です。
本当に効果のあるものは良くも悪くもできる技術です。
副作用のない、手術はないように理学療法士の使う技術も副作用のないものは無効ということです。
※悪くしかならない技術も横行していますが、、、。
いかがでしょうか?
この三つのポイントはすぐにでも出来るものばかりだと思います。
その実行するためには、あなたのやりきるという意思がまず必要であるという事を付け加えておきます。
PS 正月にボーっとしている時間がある方は一度おススメします。
ー増田 拓也