痛みの抑制理論って今でも、、、
from:増田拓也
@Physio Lab.
久しぶりのブログ投稿です。
8月の日曜は毎週研修会で、あちこち行ってました。
今週の宮崎で一旦、二週間ほど休めます!(^^)!
宮崎のテーマは「臨床戦略治療論~痛み~」です。
このテーマは、大阪本部のPT3研究会で先月までやっていた内容ですが、
今来ている若いPT/OTの方々には時期尚早だったと感じた、少し難しめの内容となっています。
人間は、難しい内容を聞くと途端に脳がシャットダウンしてしまいますので、
注意力が無くなり、脳が疲労し、眠りを誘います。
これでは、せっかくの休みに勉強している意味がありませんのでテーマを来月から変えました。
しかしそんな中、果敢にも難しい内容に挑んでくるのが宮崎の狂人たちです。
「これホンマに大丈夫か?」と私。
「いいっすね!やりましょ!」と野村支部長。
なかなか不安ですが、内容が気になる方は宮崎に来て下さい。
申込み前日まで可能だと思いますよ(笑)
基本的な内容は先日、Physio Lab.のAdvanceコースを修了した人以上向けの研修会を滋賀で行いました。
その内容にさらに内容を盛り込みやってみる予定です。
今回の依頼された内容は主に「痛み」についてなので、そこを中心に話しをします。
痛みと言えば、学生時代に習った、“Gate Control Theory 門制御理論”ですが、、、
実はこれってどんな理論かもあいまいな人が多いことにビックリしました、、、
さらにこの理論、実は、、、
↓↓↓↓↓
意外に定説とされているこの理論、この理論をベースに物理療法などは使われていることが多いです。
しかし、それ自体が否定されているなら、ほとんどPlacebo(プラセボ)効果やん!ってなりますよね。
この物理療法に関しても、適応がちゃんとあります。
しかし、その適応をしっかり知らずに使っているのが圧倒的に多いのが現状です。
また、Gate Control Theoryに基づき、振動刺激を利用し、痛みを緩和を図ろうとする技術もあります。
しかし、その技術の根幹の理論自体が間違っているのであれば、その技術自体は使い物になりませんよね。
もし、それで結果が出ているのであれば、Gate Contorl Theoryではない他の理由が存在するはずです。
“原因のない痛みは存在しない”
これは、私の恩師の言葉です。必ず原因を突き止める努力や今現在、分かっている範囲での理論づけの努力は必要だと思います。
否定されたものをいつまでも、根拠にするといったことだけは決してされないことを願います。
それこそが、医療人として医学を前進させなければならないものとしての責務だと思います。
PS 只今、新セミナー企画中!
もうしばらくお待ちください。
Physio Lab.はより新鮮な理論と技術の提供に精進します!
―増田拓也