痛みの原因は痛みの部位にあらず⁈
from:増田拓也
@Physio Lab.
「歩くと膝が痛いんです、、」
「立ってると腰が痛いんです、、、」
そんなことをおっしゃる患者さんやクライアントさんって多いですよね?
もちろん外傷や手術後の患者さんは当該部位の痛みがあります。
しかし、何も特に覚えがないような、原因がはっきりしないような方では、その痛みはその部位が原因では無いことが往々にしてあります。
これは、私の先日の経験談と実験結果です。
クライアントさんの足部を診るために蹲踞の姿勢をとっていました。
その後、立ち上がり時に左膝が「パキーン」と音が鳴りました。
バレーボールを14年もしていたので、膝は以前から悪かったので半月板かなんかが割れたのか??と思いました。
とりあえず、膝は90°で止まってしまい、歩くのは問題ありませんが階段昇降、しゃがみ込みに支障を来しました。
膝蓋上包にはキッチリ水が溜まっていました。
ただし、炎症徴候は痛みと、腫れのみでその他の徴候はなし。
その次の日から1週間は、バイトに来るPT達に“膝の治療のみ”を実践してもらいました。
内容は、膝のSpin、Slideのみです。
改善は90°⇒100°
ほぼ変わらず、ADLも1週間では変化はありませんでした。
2週目は、“腰の治療のみ”を実践してもらいました。
初回で膝屈曲100°⇒135°まで改善。
2回目で160°まで改善し、階段昇降は問題なくなりました。
直後から水腫も消失。
1週間放置で、膝は問題なく生活出来ています。
今では走れるように改善しました。
結果的に痛い場所には何もなかったという事が言えます。
これは、今回のおおもとの原因であった腰の関節の動きが原因であったと言えます。
施術をしてみて治って、初めて原因が確定されることはよくあります。
しかし、多くの人は「ここの筋が、、、」「ここの組織が、、、」
などなど治療前から原因を確定したがります。
そら私もなんも考えずに「ここが原因!」なんて言いません。ある程度、的は絞っていますよ。
ただ確定するには、治療して結果が出て初めて本当の原因がわかることが普通です。
医師だって、膝が痛い患者さんに膝の痛み止めを注射して、原因を確定することなんて普通にありますよね。
治療的診断法はこちら
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PS 今回のこの施術により原因を確定した方法、知りたい人他にいませんか?
[pathology & spine referrd pain]
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