運動療法と運動の違い

病院勤務時代、よく糖尿病の患者さんに対する『運動療法』といった内容を耳にしてましたし、お医者さんがそういった指示を出されて来ることがありました。

私は、病院に居たときは糖尿病委員もしており、多くの医師の前で『糖尿病の運動療法』といった内容の公演もしたことがあります。

しかし、私たち理学療法士の行う運動療法とはお医者さん方のいう『運動療法』意味が異なります。

私たち理学療法士の行う運動療法は対象器官を限定する必要があります。例えば関節可動域制限がある患者さんがいれば、何故制限がされていて、制限されている器官は何かを限定する(target organ)必要があります。そこには正確な検査技術が必要となります。

上記のような糖尿病患者の運動療法はほぼ、歩くことや所謂筋トレといった内容になります。対象器官が限定されているとは言えません。理学療法士の行う運動療法は運動器(脳・脊髄・末梢神経・筋・骨関節)+心臓・肺になります。

もしリハビリに通われている患者さんがこの記事を読まれていましたら、一度病院の理学療法士に「今している運動療法は何の器官を目的にしていますか?」と聞いてみてください。

答えられなければ、その担当は変えてもらいましょう。患者さん自身の為ですよ!

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